Monadの時代を振り返る

Monad回想モード:ON

上記ページでも書いていますが、私がPowerShellを初めて知ったのは2005年の夏頃で、PowerShellMonadとかMSHと呼ばれていた時期です。このブログの名前も「PowerShell Memo」ではなく「MSH Memo」でした。その名残もあって、このサイトのはてなブックマークは、サイト名が「MSH Memo」だったりします。
当時、国内にはMonadの情報はほとんどありませんでした。おそらく、日本語のMonadの技術情報としては、oka326さんのWeb ChangeLogくらいだったと思います。
後は、むたぐちさんのサイトに、Monadのインストール方法とレジストリへの関連付け方法が書かれていたくらいかな。要するに、知名度は限りなくゼロでした。


その頃、むたぐちさんのサイトからリンクが貼られていた、MonadのWebCast(×2)を興味半分で見てみました。これ↓です。

このWebCastはMonadの生みの親であるJeffery Snoverが喋っています。今となっては、内容はあまり覚えていないのですが、とにかく、このWebCastが衝撃的でした。(^^;
確か、Monadの特徴がまとまっていて、今までのWinodowsにない斬新なシェル環境である事を強く感じました。そこからですね、Monadにハマったのは。
私は元々、WSHのヘビーユーザだったのですが、この頃、WSHの生産性と活用範囲には限界を感じていました。個人で作り込んで楽しむ分には良いのですけどね。
そんな時期にJefferyのWebCastを見て、このツールはイケル!と思った訳です。その後、はてなでこのブログを始めて、海外の情報を漁ったり、Monadの議論が活発だと聞いた、ニュースグループを追うようになりました。
・・・懐かしいなあ。(^^;


そんなこんなで、ブログを続けて今に至るわけですが、時間は流れて、日本語ドキュメント付きのPowerShell正式版がリリースされましたし、メディアでもそこそこ取り上げられるようになりました。PowerShellという名前を聞いたことのある人も増えてきたのではないかと思います。そこで、

PowerShellって聞いたことあるけど何なの?

とか

PowerShellって便利らしいけど、使ったことないなあ・・・。

なんて思った方に、「Windows PowerShell宣言!」を手に取って貰えればなと思っています。


この書籍を通じて、国内では知名度のない不遇の(^^;PowerShellの利用ユーザが増えれば嬉しいですね。(^^)